Artist

フラワーアーティスト

朝倉 有美

1996年 渡仏
ル・コルドンブルー製菓学校卒業、ディプロマ取得
星付きレストランにて研修後、エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシヨン・フローラルでフラワーアレンジメントを学び、フランス園芸協会主催検定試験DAFA取得
ジョルジュ・フランソワ氏に師事、彼のもとでエルメス、ヴァンクリーフ&アーペル、ウンガロ私邸などの装花を担当
1999年 帰国
フリーランスのフラワーアーティストとして活動
ブライダルやイベント装花などを手掛ける
東京と名古屋にてフラワーアレンジメント教室を主宰
2005年 ウェスティンナゴヤキャッスルのフラワーディレクターとして館内やイベント装花を担当
2012年 シルクによる花の創作をはじめる
2014年 大谷ひろ子先生に師事、フランス式オートクチュールコサージュを学ぶ
2017年 DRESS CORSAGE (ドレスコサージュ)を設立

「花とともに生きて」

私は1996年、フランスのパリへと単身旅立ち、花と運命的な出会いをしてから今日まで 「花とともに生きて」います。
幼い頃からなぜかパリに住むと決めていた私は念願かなって渡仏してから、フランス人の生活にはいつも花があることに気づきます。
街には男女問わず花束を抱えた人々、大切な人と過ごす時にも花は寄り添い、ハイセンスなブティックやレストランには空間をより居心地よくするための花の装飾がありました。
人生を美しく彩る花々に魅せられた私は花を仕事にすることを決め、パリ中の花屋を見て回り、花の質が群を抜いて美しかったジョルジュ・フランソワ氏に弟子入りします。
そして数々の出会いにも恵まれ 帰国後も花を生けることを仕事にすることができました。

そして帰国後10年ぐらいが経ち少しずつ自分の中に今までとは違った気持ちが芽生えはじめ、存在自体が美しい生花を生ける表現方法ではなく違うものはないのかと模索するようになりました。

そんな頃、以前からは知ってはいたシルクで花を作ることを独学ではじめました。
何もないところから、自分の花ができることが楽しく日々花作りに没頭します。
いろいろとアートフラワーに関して調べていくうちにフランスにも⻑い歴史のある造花技術があることがわかりました。
そして大谷ひろ子先生にフランスのオートクチュールの造花技術を教えて頂くことになり、この世界の楽しさや厳しさ、美しさ 言葉にできないくらい多くのことを学びました。

本場のフランスでも 200年以上の歴史あるこの美しい手仕事は残念なことに少しずつ衰退しており、現在オートクチュールフラワーの工房はフランスに数軒しかありません。
いずれもフランスが認める無形文化財に認定されています。
私は遠い海をこえてこの素晴らしい芸術的な手仕事を多くの人に知ってもらい、次の世代にも渡せるよう稀有な技術を守っていきたいと思っています。

朝倉有美

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